重曹を上手に使おう！油汚れなど酸性の汚れには重曹がおすすめな理由

重曹とは、炭酸水素ナトリウムのことで、別名をベーキングソーダといいます。調理用のふくらし粉やアク抜きとしても利用される重曹ですが、ナチュラルクリーニングでも注目されているのことをご存知でしょうか？

重曹は酸性の汚れ落とし・消臭効果があるので、ナチュラルクリーニングに活用されています。食用でも使用される素材のため、小さな子供がいるご家庭でも安心して使うことができます。

この記事では重曹を使ったナチュラルクリーニングについて紹介します。重曹が酸性の汚れを落とす理由や、おすすめの使い方を紹介しますので、最後までご覧ください。

【１】重曹を知ろう

1-1　重曹とは

重曹とは、炭酸水素ナトリウム（NaHCO3）のことで、ベーキングソーダや重炭酸とも呼ばれています。重曹は食用から掃除用まで様々な用途で使われており、純度によって医療用・食用・工業用（掃除用）の3つに分類されています。

• 中和作用

• 研磨作用

• 発泡作用

弱アルカリ性の重曹は、油汚れなどの酸性汚れを中和することができます。重曹の粒子は細かく、研磨作用で汚れを削り落とすことも可能です。温められたり、クエン酸など酸性のものと併用することで重曹は発泡します。この泡の力で汚れを落とすこともできます。

1-2　重曹おすすめの使い方

市販されている重曹は粉末タイプのものが多いですが、どのようにして使うのかが分からないという方も多いのではないでしょうか。ここからは重曹のおすすめの使い方をご紹介します！

①そのまま使う
・シンクの掃除やカーペットの掃除、五徳のつけ置きなど、気になる汚れに直接振りかける。
・ゴミに直接振りかけたり、重曹の入った瓶を靴箱に入れておいたりすることで消臭効果が得られる。

②重曹を水に溶かす「重曹スプレー」
ガスコンロの汚れ落とし、トイレの黒ずみ落としなど吹きかける。
重曹スプレーの作り方：水100mℓに対して重曹小さじ1杯程度
（重曹は水に溶けにくい性質があるので、ぬるま湯で溶かすとGOOD）

【２】重曹で色々な汚れを落とそう

重曹は家中の汚れを落とすことができる、おすすめの洗浄剤です。

2-1　キッチン編

キッチンは以下のような酸性汚れが多く発生する場所です。

• 排水口のヌメリ

• コンロの周りの汚れ

• 冷蔵庫の汚れ

• 電子レンジの油汚れ

• オーブントースターの焦げ汚れ

コンロの周りや電子レンジ、冷蔵庫には重曹スプレーを使いましょう。コンロの五徳など汚れがこびりついているものは、重曹でのつけ置きや煮洗いをすると効果的です。
 

2-2　リビング編

一見キレイに見えるフローリングは、皮脂や油の酸性汚れが付着している場合があります。フローリングには重曹スプレーを吹きかけて、乾いた布で汚れを拭き取る方法がおすすめです。

カーペットやラグなど普段水洗いできないものは重曹を薄く振りかけて、1時間程度放置した後に、掃除機で重曹を吸い取りましょう。重曹がカーペットやラグに付いた皮脂を中和してキレイにしてくれます。

2-3　浴室編

浴室にも酸性汚れがあります。浴槽や洗面器の内側についているヌメヌメした汚れは、皮脂汚れが原因です。この汚れは排水口にも溜まりやすくなっています。重曹は滑らかな研磨作用もあるので、浴槽の洗浄剤としておすすめです。排水口に粉末のまま振りかけて、しばらくしてからスポンジなどでこすることによって、皮脂汚れが楽に落ちるようになります。

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ナチュラルクリーニングシリーズ
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3-2　年末大掃除は
　　  お掃除手帳でピカピカに！

お掃除手帳ページではナチュラルクリーニングのやり方をわかりやすくまとめています。重曹だけでなくクエン酸や酸素系漂白剤を使用したお掃除方法もご紹介しています。
どこか一箇所を綺麗にするだけでも、新年を気持ち良く迎えられると思いますのでぜひお試しください✨